運動後にビールを飲むのは良いことでしょうか？運動後の食事は重要

運動した後は、とても暑く感じるので、冷たい飲み物を飲みたくなります。特に男性の中には、運動後にキンキンに冷えたビールを飲むのが好きな人もいます。しかし、運動後にビールを飲むと何かメリットがあるのでしょうか？編集部が詳しく分析します。

運動後にビールを飲んでも熱は下がらない

見た目がかっこいいビール（特にアイスビール）は、飲むと涼しい気分になります。しかし、瓶ビールや缶ビールを飲むと、飲んだ後に口や喉が乾き、全身が熱くなると感じることがあります。やはりビールにはアルコールが含まれています。ビールのアルコール度数は低いとはいえ、1本（缶）以上飲むと、人体に入るアルコール度数は相当なものになります。運動後、人体は大量の汗をかき、大量のエネルギーを消費し、疲れやすくなります。ビールを飲み続けると、アルコールによる「熱い」感覚が続き、体を冷やすという目的を達成できなくなります。

ビールは糖分と水分を補給できない

360mlのビール1本には16グラムの糖分が含まれていますが、これは糖分6%を含む同量のスポーツドリンク1本に含まれる糖分よりも約5.6グラム少ない量です。さらに重要なのは、ビールの熱エネルギーの主な源は糖ではなくアルコールだということです。吸収が早いとはいえ、アルコールのエネルギーは肝臓でのみ代謝され、筋肉では代謝されないため、ビールは筋肉の働きで消費されたエネルギーを補充することができません。一方、ビールに含まれるアルコールは腎臓を刺激して尿を生成させ、体内の水分損失を加速させ、脱水症状を悪化させます。研究によると、ビールを飲んでから4時間以内に、水分損失により体重の3％が失われる可能性があるそうです。運動直後（特に激しい運動後）にビールを飲むと、運動後の脱水症状が悪化する可能性があり、健康に非常に有害です。そのため、経験豊富なコーチは、運動前、運動中、運動後を問わず、糖分や水分を補給するための飲み物としてビールを飲まないようにアスリートに常に注意を促しています。