評価額50億ドル超え！ソフトバンク、インドのスタートアップ企業Swiggyに4億5000万ドルを投資

人口13億人のインドでは近年、スマートフォンの急速な普及、安価なインターネットサービスの爆発的な増加、そして野心的な新世代の起業家の台頭が見られる。

ソフトバンク、タイガー・グローバル・マネジメント、南アフリカのナスパーズなどの世界的な投資家は、インドのスタートアップ部門に成長の機会があると見ている。世界で最も急成長しているインターネット市場であるインドには、世界中から投資資金が流入している。

ジャパンタイムズによると、日本のソフトバンクグループ株式会社はインドの食品宅配スタートアップ企業Swiggyに4億5000万ドルを投資する予定で、この取引によりSwiggyの評価額は50億ドル以上になる可能性があるという。

事情に詳しい関係者によると、この資金は孫正義氏のビジョンファンド2から提供されるという。この資金調達はインドの反トラスト規制当局の承認を待っていると、この件は非公開であるとして匿名を条件に関係者は語った。スウィギーとソフトバンクはコメントを控えた。

実際、これは同社が最近受けた2度目の投資でもある。この発表は、スウィギーがファルコン・エッジ・キャピタルやゴールドマン・サックス・グループなどの投資家から8億ドルの資金調達を行った約1週間後に行われた。

先週はインドのテクノロジー業界にとっても歴史的な週となり、投資家らはわずか4日間で少なくとも6社の新たなユニコーン企業、つまり評価額10億ドル以上の新興企業を生み出した。

ベンガルールを拠点とするスウィギーは、アント・グループとタイガー・グローバルが出資するユニコーン企業ゾマトや、アマゾン・ドット・コムのインド法人の食品配達部門など、複数の食品配達新興企業と競合している。

スウィギーの共同創業者兼CEOのスリハルシャ・マジェティ氏はメモの中で、スウィギーの長期目標は今後10年から15年で5億人のユーザーにサービスを提供することだと述べた。

同氏は「昨年は新型コロナウイルスの影響で非常に困難な時期を経験し、それを乗り越えた。しかしこれからは、私たちが行うすべてのことは、将来の成功の可能性を最大化するために行う必要がある」と述べた。

バーンスタインのアナリストは、インドの食品配達市場が2022年までに120億ドルに急増すると予想している。

インド

資金調達

インターネット