倉庫が拡張しすぎています!アマゾンの回復には3年かかるかもしれない

コンサルティング会社MWPVLインターナショナルによれば、アマゾンがパンデミック中の倉庫拡張から回復するには3年かかる可能性があり、このことはこの電子商取引大手に隠れた危険をもたらしている。しかし、アマゾンの広報担当者はこの話を「完全なフィクション」だと述べた。

MWPVLの社長マーク・ウルフラート氏は最近の電話会議で、アマゾンは2022年に5200万平方フィートの倉庫スペースを追加するが、これは過去2年間に追加された新しい倉庫スペースの半分以下だと述べた。ウルフラート氏は、アマゾンが2020年に1億2500万平方フィート、2021年に1億3700万平方フィートの倉庫スペースを追加したと推定している。

アマゾンは2022年、電子商取引事業の低迷と世界経済の悪化により、一部倉庫の運営を延期または中止し、一部のプロジェクトを閉鎖した。少し前に、アマゾンは18,000人の従業員の解雇を発表した。

ウルフラート氏は、減速にもかかわらず、昨年のアマゾンの倉庫スペースの伸びはウォルマートに比べて依然として大きかったと述べた。ウォルマートは現在、米国内に約1億5000万平方フィートの総倉庫面積を保有している。言い換えれば、アマゾンは昨年だけでウォルマート全体のおよそ3分の1の倉庫スペースを追加したことになる。

アマゾンは現在、米国内に約5億7,800万平方フィートの倉庫スペースを保有しており、全世界で約8億3,400万平方フィートの倉庫スペースを保有している。

ウルフラート氏は、アマゾンの倉庫総容量の現在使用率は約65％で、 2019年以来の85％から減少していると推定している。これはアマゾンが近年過剰に拡大し、倉庫の拡大が製品の売上を上回っているためだとウルフラート氏は述べた。ウルフラート氏は、アマゾンが2019年の稼働率レベルに達するまでにはさらに2～3年かかると見積もっている。

「このデータは完全に不正確であり、もし何らかの組織がこのデータに基づいた記事を発表することを選択した場合、その記事はまったくのフィクションです」とアマゾンの広報担当者は電子メールで声明を出した。ウォルマートの広報担当者はコメントを控えた。

ウルフラート氏は、MWPVLの数字はアマゾン自身が株主への年次報告書で開示している数字に「非常に近い」と述べた。同氏は、MWPVLは以前、アマゾンが2020年に世界中で稼働中の倉庫スペースを3億9,300万平方フィート、 2021年に5億2,900万平方フィートと予想していたが、アマゾンはそれぞれ4億600万平方フィートと5億2,300万平方フィートと報告していたと指摘した。