韓国の電子商取引企業Coupangが「2021 P4Gサミット」に参加

クーパンの「ロケット配送」モデルは来月ソウルで開催される「 2021 P4Gソウルサミット」で物流革新による環境に優しいモデルとして紹介される予定だ。

クーパグは20日、包括的グリーンエネルギーの回復を通じてカーボンニュートラルのビジョン達成に協力する業務協定（MOU）を締結したと発表した。クーパンは韓国国内で唯一「2021 P4Gソウルサミット」に参加する電子商取引企業である。

P4G（Global Green Goals 2030）サミットは、政府、企業、市民社会が参加する環境に関する国際会議です。今年のイベントは5月30日から31日までの2日間、ソウルで開催されます。

クーパンは「ロケットデリバリーは独自の『エンドツーエンド』物流ネットワークの構築に数兆ウォンを投資し、従来の電子商取引によって生じる環境廃棄物やその他の非効率性を大幅に削減した」と述べた。

既存の電子商取引モデルでは、販売者はメーカーから商品を受け取り、顧客に配送するために再梱包し、その後宅配業者に送ります。そのため、多くの物流会社を経由する必要があり、その過程で商品の破損を防ぐために大量の緩衝材や梱包材が必要になります。

それに対して、ロケットデリバリーは主に商品を直接購入して配送する「エンドツーエンド」方式で、すべてのプロセスはクーパンが直接管理するため、梱包材の消費量を大幅に削減できます。

特に、人工知能（AI）技術を活用し、移動ルートの最適化や、個々の荷物の車両内での積載場所の指定などを行い、安全に配送できるよう支援します。その結果、クーパンのロケット配送の75%以上が、段ボールやその他の不要な梱包材を使用せず、単層バッグで配送されたことが判明しました。

さらに、クーパンは生鮮食品の配達に使用されている既存の業界標準の発泡スチロール箱を完全に廃止し、独自のリサイクルされた環境に優しいバッグを導入しました。生鮮食品を購入した顧客が商品を取り出して玄関先に置いておくだけで、クーパンの配達員が再利用可能なバッグを洗浄・消毒してリサイクルすることができます。

クーパンのCEOは「ESGの重要性に対する認識が高まる中、気候変動とカーボンニュートラルの実現を目指すP4Gサミットの公式参加企業に選ばれたことを大変嬉しく思います。今後、エコバッグや電気自動車輸送の利用など環境に優しい技術への投資を拡大し、韓国の電子商取引業界のカーボンニュートラルをリードできるよう努力していきます」と述べた。

ESG

ロジスティクス

韓国の電子商取引