ブラジルは、コンピューターと携帯電話の輸入税を14.4%に引き下げる決定を明日から発効する。

3月17日のcomexdobrasilウェブサイトによると、ブラジル経済省貿易委員会（Camex）は、 1,495品目（サブタイプを含む）を対象とした最新の経済調整関税削減決議を3月18日に連邦官報で正式に公表し、3月25日に発効する予定である。

昨年、ブラジルの通貨レアルの下落により、ブラジルの一部製品の価格が急騰した。そのため、今回の輸入税率引き下げは、機械設備、ノートパソコンや携帯電話、IT・通信関連製品などの固定資産を主な対象とし、消費者や外資企業の購入コストを削減し、ブラジル国内の経済生産効率を向上させることになる。

南米の貿易グループであるメルコスールの対外共通関税（ TEC ）によれば、税調整前の上記製品の輸入関税は0～16％であった。減税後、機械設備の輸入税率は10％から9％に引き下げられる。電子製品に対する税率は16％から14.4％に引き下げられる。税率2％の製品については大幅な減税が行われ、輸入関税はゼロとなる。

ブラジル経済省によれば、この措置により官僚主義が軽減されるとともに、輸入業者と消費者の生活が改善される可能性があるという。

ブラジル経済省も一部減税の詳細を発表した。例えば、携帯電話やノートパソコンの輸入関税は16%から14.4%に引き下げられる。医療用X線機器および光学顕微鏡に対する輸入関税が14％から12.6％に引き下げられる。さらに、この減税措置の恩恵を受ける他の製品には、パン焼きやビール醸造用の機械、クレーン、掘削機、フォークリフト、機関車、コンテナなどの土木建設に関連する基本的な商品が含まれます。

カメックスはまた、自転車の輸入関税を引き下げるという以前に出した決議を撤回する決定も発表した。これは、ブラジルのボルソナーロ大統領が先月、輸入自転車の関税を35％から20％に段階的に引き下げると発表した後、ブラジルのマナウス自由貿易地域の自転車メーカーを中心に、一部の地元自転車メーカーから不満と反対の声が上がったためである。

ブラジル経済省がコンピューターと携帯電話の輸入関税を引き下げる決定を下したことで、ブラジル国内での関連製品の販売が伸び、一連の周辺製品の販売が促進されるだろう。さらに、ノートパソコンや携帯電話のさらなる普及は、ブラジルのオンラインショッピング利用者数の増加にもつながり、それによって越境電子商取引販売業者の製品の販売がさらに促進されるだろう。売り手は、大きな利益を上げるこの機会を逃さないでください。

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