メルカリ60歳以上の利用者が1.4倍に増加、日本の中古市場は大きな可能性を秘めている

高齢化が深刻な国である日本では、中高年層の購買力は非常に強く、オンラインショッピングの主力の一つとなっています。

メルカリが運営するメルカリ研究所が、新型コロナウイルス流行中の2020年4月から2021年3月までのメルカリの取引データを分析したところ、 60歳以上の利用者数や年間購入商品総数が昨年と比べて約1.4倍に増加したという結果が出ました。

メルカリ研究所は、60代以上のフリマアプリ利用増加の背景にある意識や行動の変化を把握するため、国内の60歳以上の男女1,236名を対象にインターネット調査を実施した。 60歳以上のメルカリ取引データを分析した結果、以下の点が明らかになりました。

新型コロナウイルス感染症拡大による消費者行動の変化について聞いたところ、 「インターネットでの買い物」が44.4％増加し、「外出先での買い物」が73.5％減少したと回答した。

フリマアプリを利用する目的は、 「欲しいものが安く買えるから」（62.0％）が最も多く、次いで「不要なものを処分できるから」（47.8％）、「リサイクルできるから」（36.5％）となった。

フリマアプリ利用後の意識の変化については、回答者の62.1％が「変わった」と回答した。意識の変化としては、「捨てる前に再利用を考える」（67.6％）が最も多く、次いで「売るために物を大切に扱う」（32.8％）、「趣味やファッションを気軽に楽しめる」（16.2％）となった。

新型コロナウイルス感染症の流行によって生じた消費者意識の変化については、 43.8％の人が「節約意識が向上した」と回答した。こうした観点から、フリーマーケットアプリの利用は、私たちの日常生活における物品の取り扱い方についての意識変化をもたらす可能性がある。

フリマアプリ利用者の34.8%が「フリマアプリで売買する相手に親近感を感じる」と回答。通常のネットショッピングとは異なり、フリマアプリでは購入者や出品者とコミュニケーションが取れるため、親近感を抱くことができる可能性がある。

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