100人以上が退職、アマゾンの社員がまた辞める！

最近、欧米では労働者のストライキが頻発し、一時は物流が麻痺する事態も発生している。海外メディアの報道によると、昨日（ 8月15日）、カリフォルニア州サンバーナーディーノのアマゾン航空センターで働く100人以上のアマゾン従業員が、低賃金と暑さの安全性への懸念から、途中で職場を放棄したという。

成長を続けるアマゾンの航空貨物部門は、 UPSやFedExと同様に、Primeブランドの航空機を使用して荷物や商品を全国に配送している。独立して組織された労働者らは、アマゾンに賃金を引き上げ、職場をより安全にするよう圧力をかけるため、月曜日には職場に戻る予定はないと述べた。

世界中のアマゾン施設を追跡している業界コンサルタントのマーク・ウルフラート氏は、サンバーナーディーノ空港ハブは国内のアマゾンの物流にとって最も重要な拠点の一つであり、混乱の際にアマゾンが迂回できる倉庫よりもアマゾンにとって重要だと述べた。この施設は地域のハブとして機能し、全国からの顧客からの注文を西海岸の拠点に集めます。最近のデータによると、この施設は東海岸、中西部、テキサス、太平洋岸北西部を行き来する1日約7便の航空便を管理している。

同署の主催者によると、月曜日の午後には150人以上がストライキを行った。アマゾンは、1日に何百万もの荷物を配送し続けるために複数の航空ハブに大きく依存しており、センターで交代勤務する1,500人の従業員のうち少数がストライキを行ったが、このようなストライキは物流上の問題や混乱を引き起こす可能性があり、地方の倉庫での同様の行動よりも大きな影響を与えるだろう。

ある労働者は、生活費全体が上昇するにつれ、時給17ドル30セントでやりくりすることがますます困難になっていると語った。労働者は賃上げ要求に加え、熱中症予防対策の改善も求めている。今年の夏は気温が頻繁に猛暑となり、特に屋外で航空機の積み下ろし作業を行う労働者の間で熱中症が多発しているからだ。

組織化活動に関わった労働者4人は厳しい労働環境について語り、そのうち2人は今年の夏、暑さで鼻血を出し、1人は輸送用コンテナに頭をぶつけて脳震盪を起こしたと語り、ストライキのリーダーであるダニエル・リベラさんは、エアコンの効き目は特定の場所でしか感じられなかったと語った。

労働者らは、労働条件について話し合うため、ここ数カ月、航空会社のハブラウンジ、労働者宅、レストラン、サンバーナーディーノのコミュニティセンターなどで会合を開いてきたと語った。倉庫の内外で数か月にわたって組織活動を行った後、グループは7月に工場労働者からの800人以上の署名を集めた請願書を倉庫管理者に提出した。彼らは、時給5ドルの昇給と、特定の職種の労働者と夜勤労働者に対する一連の小額の昇給を求めている。

明らかに、労働者の請願は満足のいく回答を得られなかった。この小規模なストライキは、アマゾン社内に広がる労働組合支持の感情の表れであり、今回は物流ネットワークの特に脆弱な部分で噴出した。

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